やどりき水源林ニュース 第22号

2005年3月


2月末に降った雪は、やどりき沢を、一面の雪景色に変えてしまいました。葉を落としている広葉樹はさくらの花が咲いたように、雪の花を咲かせていました。しかし、木々は春に向かって、新芽やつぼみを力強く、膨らませています。スミレの花や新緑の春は、もうすぐそこまで来ています。

3月のつぼみをつけるジュウガツザクラ

雪をかぶり、花芽を膨らませる、ダンコウバイ

クロモジの特徴ある新芽が目立っている

もうすぐ開きそうなミツマタのつぼみ


煙のように、樹冠から雪が舞落ちて、山の神の上に降りかかり、神秘的です。

Bコースのパートナー林もすっかり、雪景色でした。冬山のたたずまいです。

カモシカかも?

テンと思いましたが、犬のようです。
くっきりと動物の足跡がついていました。やどりき水源林には、いろいろな動物が棲んでいます。
が、なかなかその姿を見せてはくれません。

 3月3日には、川崎市立宮崎小学校の5年生、6クラス、207名が、社会科見学として、訪れました。
 沢の左側のAコース、林道コース、林道の右側のBコースで、18班に分かれて、森林インストラクター
 が案内をしました。児童達は、沢山の大きな樹を目の前にして、やどりき水源林の役割りや人々の生活とのかかわり、森林資源と、それを守り育てて行く、大切さを学びました。