1.森林の話

 

世界と日本の森林率

 

世界の森林率

 

 

 国土面積に占める森林面積の割合を「森林率」といいますが、日本は森林率が67%と国土の2/3が森林です。これは、世界の国の中でも森林率の高いことで知られているフインランドやスウェーデンのように、日本も世界ではトップクラスの森林国ということができます。

世界の森林率

※FAOの資料(世界森林資源評価2010(FRA2010))より

※面積の算出根拠(湖沼面積の含有の有無等)が違うため、下記の日本の森林率(67%)とは多少差があります。

 


日本の都道府県別 森林率

 

 

 日本一の森林県は、森林面積が県土の84%という高知県です。しかし、その内の66%はスギやヒノキといった樹木から構成される人工林のため、天然林の面積はそれほど多くはありません。とは言え、アコウやビロウといった亜熱帯性の樹種から、シコクシラベやダケカンバといった亜寒帯性の樹種まで、その標高差に応じて高知県には実に多様な植物、森林タイプが見られます。そして、日本最後の清流と言われる「四万十川」は、森の恵みの象徴と言えます。

県別森林率

 

※林野庁津系情報;都道府県別森林率・人工林率(平成24年3月31日現在)より

 

都道府県

森林率

高知県

84%

岐阜県

81%

長野県

79%

島根県

78%

山梨県

78%

奈良県

77%

和歌山県

77%

岩手県

77%

宮崎県

76%

徳島県

76%

福井県

75%

京都府

74%

鳥取県

74%

秋田県

72%

広島県

72%

山形県

72%

山口県

72%

大分県

72%

福島県

71%

北海道

71%

愛媛県

71%

石川県

68%

新潟県

68%

岡山県

68%

富山県

67%

兵庫県

67%

群馬県

67%

青森県

66%

三重県

64%

静岡県

64%

鹿児島県

64%

熊本県

63%

都道府県

森林率

長崎県

59%

宮城県

57%

栃木県

55%

滋賀県

51%

香川県

47%

沖縄県

46%

佐賀県

46%

福岡県

45%

愛知県

42%

神奈川県

39%

東京都

36%

埼玉県

32%

千葉県

31%

茨城県

31%

大阪府

31%

全国

67%

 

※1 国土面積は、全国市町村要覧平成24年版による。

※2 全国及び北海道の森林率は北方領土を除いて、青森県及び秋田県の森林率は十和田湖を除いて算出した。